がん医科歯科連携講習会

がん医科歯科連携講習会に参加してきました。

コロナ禍にて、各種講習会が軒並み中止及び延期になる中で感染拡大防止策を行いながら開催される数少ない講習会の一つとなりました。

全身のがん、およびがん治療とお口(口腔および歯科)は直接関係ないと考えられてきましたが、がんを含めて大きな手術にかかる周術期(術前、術後)において、口腔内に重度の虫歯や歯周病の有無によって手術の成功率や術後の回復期間の短縮などが影響を受けることがわかってきました。

また、がん治療に伴う食事の困難さやがん治療患者様の終末期における食事の困難さ、および少しでも食を楽しむことの大切さなどからお口の中の環境改善へ目を向けられるようになってきました。

そこで、国立がん研究センターが中心となり、国への法整備や医療体制整備への働きかけにより平成25年より少しずつ制度が整いつつあります。

今回の講習会はその一環として行われており、私自身も以前に受講しておりましたが、知識の確認のため改めて受講しました。

講演の演者のうち、国立がん研究センター中央病院の上野 尚雄先生がおりましたが私の北海道大学の同級生です。毎年、卒業後に関東で働いている同級生と集まっていまして、そのような友人から講義を受けるのは不思議な気分ですが、それを活かして個人的に質問にも答えてもらっています。

2020年10月11日